手作業の営業リストが自動収集に——フォーム送信まで任せて「送りすぎ」も防ぐ設計
使用した道具: AIエージェントWebスクレイピングフォーム自動送信スクリプト送信履歴台帳
「フォーム営業を自動化しました」と言うと、無差別に大量送信する仕組みを想像されることがあります。私たちが自社の営業で毎日動かしているのは、その逆です。
地域×業種で企業を集め、公式サイトの問い合わせフォームを特定し、文面を差し込んで送信する。ここまでは自動ですが、設計の中心に置いたのは「送る」機能ではなく「送りすぎない」仕組みでした。複数社のAI顧問を務める立場で相談を受けるときも、フォーム営業ではまずこの点を確認しています。
📘 どんな仕組みか
流れは4つの工程に分かれます。1地域×業種の条件で企業を収集、2各社の公式サイトから問い合わせフォームのページを特定、3会社ごとに文面を差し込んで送信、4結果を台帳に記録。ここに重複防止(台帳と照合し送信済みの会社を除外)、レート制限(1日の上限と送信間隔)、全件の履歴台帳化を組み込み、無差別送信が構造的に起きないようにしています。文面の最終責任と、返信への対応は人間の仕事です。
😣 何が課題だったか
以前はリスト作成が手作業で、営業に使える時間の大半が「送る前」に消えていました。さらに送信記録は個人のメモ頼みで、「この会社、前に送ったか」に即答できません。業務をタスク分解してみると、滞りは送信そのものではなく、リスト作りと記録管理にあると分かりました。
⚙️ どう実装したか
工程ごとに道具を分けています。企業の収集は機械的な処理で足り、AIはフォーム項目の意味を読み取るような判断が要る箇所だけに使います。重複チェックは台帳との照合、つまり答えが一つに決まる処理なので、揺らぐAIではなくプログラムで固定。送信上限と間隔も明文化したルールとして持たせています。全部をAIに任せないこの切り分けが、進め方でご説明している私たちの基本方針です。
📈 何が変わったか
出典: 自社作成(自社運用の実運用に基づく)
リスト作成は手作業から自動収集になり、送信記録は個人メモから全件台帳になりました。効果が大きいのは後者です。「どこに・いつ・何を送ったか」が台帳で即答できるため、送る・送らないの判断が速く、正確になりました。人の時間は文面の見直しと返信対応という、価値の出る部分に寄せられています。
🚀 ここからの拡張
「収集→特定→実行→台帳化」という構造は、採用スカウトや協業先の開拓、既存のお客様への定期フォローにも移植できます。全体の考え方はAIエージェント構築代行 完全ガイドにまとめていますが、各論は商談でお話しします。自社の営業のどこに滞りがあるか知りたい方は、無料診断からどうぞ。